名古屋鉄道に乗り、新清洲へ。のどかな各駅停車の電車を横目に庄内川を渡る。妻の父のお墓参りをした。
暑い夏の日であり、日傘を差して道中を歩く。妻の父が亡くなったのは、長男が一歳になる前の、暑い夏の日であった。夏休みに妻の実家に滞在していた。松戸の住まいに戻ったその夜に、亡くなったことを知った。分かれる前に、「長男のことをよろしくたのむ」と妻の父に言われていたことを今でも覚えている。
あれからもうすぐ20年になろうとしている。子供たちや姪っ子・甥っ子も大きくなった。孫たちの成長に、妻の父も天国から笑顔で見てくれているとうれしい。
今年は2年ぶりにお墓参りができた。
今はまだ、子供たちは学生であるが、あと3・4年もしたら、子供たちは社会人になるだろう。そのころも、家族で名古屋に行くことができるだろうか。
夏休み、毎年のように妻の実家に行っていたが、コロナや子供の受験で行けない時期もあった。当たり前と思っていたことが、実はかけがえのないことだと気づいた。
家族で過ごせる時間、名古屋に滞在できる時間。何気なく過ごすこの時間を、大切な思い出として残していきたい。
