母の日に

 昨日は、市民農園で4時間農作業。雨の中、何とか終わらせた。きゅうり、ズッキーニ、インゲン、里芋を植え終えた。4時間あっという間であった。農作業は没頭できていい。

 昨日何とか終わらせたかったのは、今日、母の日だったからだ。母にお菓子ぐらいは送ろうかと。

 午前中に新宿高島屋へ行き、妻が選んだ丸ごと桃が入ったゼリーを買った。

 お昼頃、実家に到着。母のお菓子を渡すことができた。

 だが、予想通り、母は、施設に入った父を別の施設に移したいとの話を始めた。人の意見を聞かず、自分のやりたいことばかり、感情に任せて人を傷つけることばかりいう母。子供達は誰も母の電話に出なくなった。施設の保証人になっている兄・姉に連絡が取りたいという。

 自分の行為が、子供達を遠ざけていると理解できない、母。

 私も、机を叩き、大声で怒鳴った。「母のせいで家族が崩壊している」と。「やりたいことがあるならば、自分の行いを改めて欲しい」と。

 母は変わらない。理解できない。元々そういう性格なのだろう。老衰により、制御できなくなっている。

 たまに、老いた両親を殺してしまうという痛ましい事件がある。なぜ、そのようなことが起こるのか、わかるような気がする。

 老いても、謙虚に人の話を聞き、謙虚に行動する。人の好意に感謝する。他山の石だ。自分も老いても、考えを柔軟にして、謙虚に生きていかないといけないな、と思った。

 母は、いったいいつまで持つのだろうか。

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