共通テストの日、父は畑と神保町を歩いた

朝、息子は共通テスト会場へ向かう。

父の私は、週末に借りている畑へ行く。

畑で園主さんと顔を合わせる

「あれ、息子さん受験じゃないの? 高校?大学?」

「ええ、今日、共通テスト受けに行っています」

「そうかー。大学は10校ぐらい受けるんでしょ?」

「そうなんですよね。確か10校ぐらい」

「大変だねー」

「息子が大学受かったら、畑も手伝ってもらおうと思っているですよね」

「いや、いいよ、いいよ。一生懸命勉強してもらって、ほら、中国に負けないようにしてもらわないとね」

「はあ」

そんな会話を交わした。

今日はいい天気だ。

収穫した野菜を、妻に取りに来てもらう。妻は少し機嫌が悪い。娘が友達を家に呼んで、友達とビーズアートをするという。狭い借家だ。私や妻が過ごす場所がなくなる。

畑から戻ると早々に昼食をとり、妻と二人で出かけることにした。

どこに行こうか迷ったが、古書店が集まる神保町へ向かう。

私は、好きなドイツ軍関連の書籍をあたる。新書の書店では、すずらん通り沿いにある東京堂という書店は文庫本が充実していた。私は田山花袋の「温泉めぐり」という本を立ち読みする。

妻はスタバに行きたいというが、席はいっぱい。タリーズも満席。仕方なく地元に戻り、いつものコメダ珈琲へ行く。

毎日新聞と朝日新聞が置いてあったので、土曜日の読書欄を読む。朝日新聞は少し堅い。毎日新聞の書評欄は、やはり肌に合う。吉祥寺の古書店「よみた屋」の経営者が著者の本の書評をみつけた。つい先日、寄ったばかりの店だ。こういう偶然の出会いがあるのが、毎日新聞の書評欄のいいところだと思う。

妻は、今夜は美登利寿司にするという。

お寿司を食べながら、息子の共通テストの感想でも、聞いてみようか。

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