日経新聞の書評欄を読んで気になった本

2025年11月8日土曜日付日経新聞の書評欄を読んで気になった本を書き留めた。

一冊目は、外山滋比古著「思考の整理学」(ちくま文庫)

朝食前に仕事をすることや、アイデアを寝かしておくためのメモの仕方など、実践知が詰まったエッセー集。

外山氏は学生に「独創性と発信力をもって新しい文化をこしらえていく。そういう力をぜひ身につけてください」と呼びかけたという。

実践知の書では、樺沢紫苑著「学びを結果に変えるアウトプット大全」が私の愛読書である。学んだことを咀嚼して表現することが大事であるが、本書も日々の場面で活かすことができると感じた。

二冊目は、トム・ジョーンズ著「拳闘士の休息」(河出文庫)

本書のなかに、”サソリが刺すのを、サソリはどうすることもできない”という言葉がある。本能は逆らえないということなのか。

書評には、「ジョーンズの声には紛れもなく肉体がある。痛みがある。ちゃんと自分の血を流している。誰かの不幸を脚色してドラマにするより、自分の人差し指のささくれの痛みを語るべきた」書いてある。

自分の痛みを文章で表現するとはどういうことなのか。その表現力を体感したいと思った。

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