毎日新聞の書評欄を読んで気になった本

2025年10月25日土曜日付毎日新聞の書評欄を読んで気になった本を書き留めた。

一冊目は、俵万智著「生きる言葉」(新潮社・1,034円)

著者は「顔の見えない所から石を投げて消耗しているが、言葉はそもそも人と人とがつながりたくて生まれたものだと思う。(本書は)   楽しく笑っていこうという提案でもあります」と述べている。そして「言葉は生きる相棒。興味を持ったり可愛がったりすると、良い顔を見せてくれるんです」と語っている。

言葉は、難しい。伝わっているようで、伝わっていない。一方で、伝えたくないことが伝わってしまうこともある。だが、そこで言葉を使うことをおっくうになってしまっては、自分の言葉が退化する。著者のいうように、言葉をかわいがって、自分らしい言葉を紡いでいきたい。


一転して、二冊目は芸能界という華やかで裏側のある世界が舞台だ。

田崎健太著「ザ・芸能界 首領たちの告白」(講談社・1,870円)

書評は「芸能界が世代交代の真っ只中にあるタイミングで、本書が出版された意義は大きい。生ぬるい現代社会に喝を入れる衝撃作として必読である」と書いている。

大手芸能プロダクションやテレビ局の不祥事が相次ぎ、モラルが問われている。一般企業や実生活でも、モラルやコンプライアンスが問われ、難しい時代になった。自由闊達だった時代の芸能界がどういうものだったのか、野次馬根性で知りたくなった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA