パーフェクトデイズ

 Amazonプライムビデオで、役所広司主演の「パーフェクトデイズ」を観た。

 なんかとても良かった。なんでだろう。

 主人公は、東京スカイツリー近くのボロ長屋に住む。早朝に起きて、長屋前にある古びた自販機で缶コーヒーを買う。ワンコインなのが今どきあり? 缶コーヒーをプシュと開けて、ぐいっと一口飲む。なんかいい。それをやりたくなった。キリンの株主優待でもらった缶コーヒーがあった。早速冷蔵庫に冷やす。明日の朝やってみよう。

 首都高速を使って、公衆トイレをまわる。首都高は家族でディズニーランドへ行くときに通った道。懐かしい。

 主人公は、公衆トイレを黙々と掃除する。目が合えば軽く笑顔で会釈する。ジェントルマンである。午前中に掃除を終え、赤坂の日枝神社らしき森のベンチでサンドイッチを食べる。持ってきたバカチョンカメラで木洩れ陽を写真に撮る。隣のベンチで同じくサンドイッチを食べるOLらしき若い女性と目が合うと笑顔で軽く会釈する。そのOLは挨拶を返さない、しかしチラチラと主人公を盗み見る。

 仕事を終え、近所の銭湯へ行き一番風呂に入る。そしてまた街へ出て、行きつけの飲み屋へ。店長が「はい、今日もお疲れ様」と焼酎水割りらしきものとつまみを出してくれる。

 夜は家に帰り、文庫本を読み、寝る。

 休日は、作業着をコインランドリーで洗い、カメラ屋で写真を現像してもらい、新しいカメラフィルムを買う。古本屋で文庫本を買う。本を買うとき、店主の女性はその本について何かしらコメントを話す。夕方、行きつけのスナックに行き、綺麗な女将から出してもらった焼酎水割りらしきものを飲む。

 そんな感じの日常。途中、妹の娘が家に転がり込んでくる。何日か後、妹が迎えに来る。どうやら主人公の実家は資産家のようだ。妹は運転手付きの黒塗りの高級車で迎えに来る。「父の施設に行って、父に会いに行って」と妹が言うが、主人公は首を振る。どうやら、主人公と父の間には深い確執があるようだ。

 あー、缶コーヒーを真似したくなった。古本屋で本を物色するのも私と似ている。トイレ掃除が好きなのも同じ。そう、車の中で古い洋楽を聴いている。オープニングの時はカーズの曲だったかな。

 なんかいいな。暗い過去があったようだけど、今を生きる主人公。なんかいいな。自由のような、縛られているような。

 さて、夕方から神宮だ。

 お疲れ生でした。

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