読売新聞の書評欄から

2025年11月16日読売新聞の書評欄から、気になった本を書き留めた。

◇一冊目

加藤諦三著「自分を嫌うな」(三笠書房・1,430円)

著者はニッポン放送のラジオ番組「テレフォン人生相談」のパーソナリティを半世紀以上務めている。書評には、著者の次の言葉を引用している。

「あなたの成功失敗に関係なく、あなた自身を受け入れてくれる人がいる。まず、それを知ることが大切である。客観的に人間をみることである」

「未来はわからない。今まで不運だったからといって、どうしてこれからも不運であると断言できるのか(中略)希望が彼を捨てたのではなく、彼のほうが希望を捨てたのだ」

失敗したときや、自分に自信が持てなくなってしまったときに、心に響く言葉だ。自分自身も、うまくいかない会社員人生をどうにかしようともがき、こうしてブログを書き続けている自分には、深く刺さる言葉だった。

心の健康を保つために、読んでみたいと思う。

◇二冊目

葛西紀明著「限界を外す」(集英社新書・1,067円)

著者は、1992年以来計8回五輪に出場したスキージャンプ界のレジェンドだ。

順風満帆なときばかりではない、それでも40年以上キャリアを続けられる秘訣を明かしているという。

書評では、限界を超える、ではなく「外す」という題名に注目している。そして、つらいことも「チャンス」に転換する思考力の重要さが伝わる、と評している。

「塞翁が馬」ということわざを思い出す。ピンチやつらいことも、実は自分を導いてくれることだったりする。

私も、なかなか会えないけれども、どうしても会わなければならない取引先に自転車で通った日々がある。必死にペダルを漕いでいた結果、偶然にも大好きな神宮球場へ自転車で行く道を見つけた。いやな仕事も、思いもよらない景色に繋がるのだと知った。

本書を読んで、ピンチをチャンスに変える思考法を学んでみたい。

◇まとめ

 今回選んだ二冊は、「心のもちよう」を学ぶものであった。秋の穂のようにしなやかなで折れない心を育てていきたい。

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