木曽川町から自転車で岐阜・柳ヶ瀬へ。
その帰り道。笠松町郵便局の近くをゆっくりと
自転車のペダルを漕いでいると、忠霊の塔
の公園にたどり着きました。
とても大きな塔です。高さは3メートルから
5メートルぐらいあるでしょうか。
夕方の薄暗くなってきた空に、青白い塔。
夕方のせいか、人通りも少なく、ひっそりと
していました。
入り口には子供が遊ぶ遊具もあります。
後で調べたら、忠霊塔広場というそうです。
訪れたときは、ちょうどお盆の頃の8月13日の土曜日。終戦記念日の近くでした。
毎年、戦争のことを思い出す日です。
小学生の頃、学校の先生から戦争の話を聞きました。その先生は学生の頃に、
長崎の軍需工場で原爆に被曝したそうです。たまたま原爆の光を浴びないところに
いたことで、一命を取り止めました。実家に帰ると、お母さんがどこから聞きつけたのか、
放射能を浴びた症状にはレバーがよいということで、毎日レバーをたくさん食べさせられた
とか。
私も小学生・中学生の頃は、戦争の本をたくさん読んでいました。第二次世界大戦中の
ヨーロッパ戦線ものとか、太平洋戦争ものとか。
ただ、大学生ぐらいだったか、図書館でエルンスト・フリードリッヒの「戦争を反対する戦争」
という本を借りて読みました。
その本は、第一次世界大戦での傷痍軍人の写真集でした。銃剣で口を刺されてぐしゃぐしゃ
なった口の人の写真は衝撃的でした。ぐしゃぐしゃの顔になってしまったので、故郷に帰ることができない、と書いてありました。あの本を読んで、「戦争が悲惨だ。絶対におこして
いけない。」と強く思いました。
その本を読んで以降、反戦の気持ちが強くなったのでした。
忠霊塔というのは、各市町村に1基の忠霊塔の建立を国が許可したんですね。知らなかった。
私の住んでいる街にもあるのかな。
町民の奉仕活動と、全額寄付金でこんなすごい塔と公園ができたそうです。
平和を願う人々の熱い気持ちが伝わってきます。
なんとすごいことでしょうか。
人々の思いと協力する力がここまでのことを成し遂げてしまうのですから。
今、ロシアとウクライナの紛争や、中国の領海侵犯のニュースは連日のように流れます。
暗いニュースに気分が落ち込みますし、目を背けたくなります。
せめて、今日本が平和でいること、周りの人といがみ合うのではなく、お互い想像力と思い
やりの気持ちを持って行かなかれば、と思います。なかなかうまくできないですけれど。
この石碑を読むと、自然と涙が溢れてきました。
笠松町・木曽川の美しい山河を守り抜いた英霊たち
のことが偲ばれます。
「私たちはこの尊い心を受け継ぎ、感謝の心を持って
1日1日を大切にして生きて参ります」
そう、思いました。
この塔からさよならするときに、「日本を守った英霊たちに礼!」と言って
礼をして失礼しました。
忠霊塔というのは各地にあるのでしょうが、こんなすごい塔があるとは。
今までその存在すら知らなかったです。すいません。
行き帰りの道すがら、こんなお店もありました。
ベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースしたお店だそう。
一際目を引く看板が目印。
実は岐阜へ行く時にも気になってはいました。
帰り道に意を決してお店前まできました。
ところが・・・。
完売でした。
確かこの日は土曜日。夕方17時台だったような。
まあ、仕方ない・・・。
2021年6月26日オープン。
私が訪れた時はすでに1年が経っていたわけですね。
一応生き残っているということです。
このお店のリンクを貼っておきますね。
リンクhttps://mejiriga-sagaru.com/menu/
めぐみの果実というレーズン食パンは気になります。
2斤/1058円とちょっとお高めですが・・・。
カツサンド、たまごサンド、ミックスサンドもあります。
あと、ダブルベリージャムというのも気になります!
あー、買っておけばよかったーーーー。しまったーーー。
後悔先に立たず。木曽川のカミさんの実家に訪れるのは、
年に一回。そこでやりたいことをやっておかないと、次は
来年なのだ。
と、いうか、このコロナ禍で来年も同じように木曽川町に
訪れることはできるかは分かりません。
そうなのです。やらない後悔よりもやった後悔のほうがいいのです。
だから、ブログも今年の5月から始めました。
まだまだ何書いているか訳わかりませんけれど。
物書きになりたい、ライターになりたい、小説家になりたい、なんて
大それた夢を、50歳過ぎたおっさんが夢を追いかける訳です。
物書きになるために、MacBookを買って、今までWindowsで慣れきった
日本語変換もMacになって四苦八苦していますが、Macの起動は早くて
MacBookも軽くて可愛いので、やっぱりMacなのです。
あー、体調崩してしまって、東京に帰った時は散々でしたが、
やっぱり岐阜・柳ヶ瀬に行きたい。笠松にも行きたい。
来年の夏も、なんとか訪れるぞ、と。