父の見舞い

 一日の記録

夏休み8日目。妻はディズニー・シーに行きたがっていたが、娘が「暑いからいや」と首を振った。明日の予定はあっけなく白紙。正直、少しほっとしている。
残業代の減少と物価高で財布のひもも固くなりがちだ。ましてこの炎天下、長時間の外出は体力も削られる。予定がなくなった分、心も体も少し緩んだ。

午後は父の見舞いに病院へ。静脈注射で栄養をとっているそうだが、思ったより顔色はよく、ほっと胸をなでおろす。病室で、子供の近況や、いま読んでいるチャーチルの『第二次世界大戦』の話をした。


投資の話

生活費は目減りしているが、株式市場は活況だ。日経平均は今日、最高値を更新。例年なら8月は夏枯れ相場のはずだが、今年は違う。物価高の痛みはあるものの、有価証券の含み益が膨らみ、トータルでは資産は増えている。
投資を続けていてよかったと、しみじみ思う。少額からでも続ければ、複利の力は確実に積み上がる。なぜ多くの人がそれを試さないのか、不思議でならない。友人や親族に勧めても、「なんとなく怖い」と敬遠されるのが常だ。

4月から新しい職場に移り、環境に慣れるまでの時間や、6月まで続いた体調不良のせいで、FPの勉強は疎かになっている。加えて、畑仕事と神宮球場での観戦も時間を奪う。まあ、いい。投資は自分の資金で実践しながら学べばいい。長期投資は、日々の値動きに心を乱されないことが大事だ。その分、読書やアウトプットに時間を振り向けたい。


父との対話

病室で父に「日本が無謀にもアメリカに参戦した場面を読んでいる」と話すと、「なぜそんな本を?」と尋ねられた。
「小学生の頃から、こういう話が好きで……最近ふと思い出して読み始めた」と答えると、それきり会話が途切れた。
なぜ読むのか。その本から何を学び、何を感じ、何を行動に移すのか。答えを出せずにいる自分が、少し情けなく思えた。


AIと人間の役割

最近、ブログの添削をChatGPTに頼むことが増えた。AIなら私の文章を、私以上に滑らかに整えてくれる。ありがたい半面、頼りすぎれば自分の文章力が衰えるのでは、という不安もある。
AI時代に、人間がやるべきことは何か。それは体験だと思う。体験し、そこで何を思い、どう考え、どう行動したかを見つめること。大きな出来事でなくてもいい。日々の小さな場面にも発見はある。
表面的な知識や感想で終わらせず、実際にやってみて、感じたことを言葉にし、次の行動につなげる。たとえ拙くても、それが自分の言葉であることが大事だ。

まあ、いい。そうやって少しずつ、今日も積み重ねていけばいいのだ。

 

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