毎日新聞の書評欄を読んで気になった本

2025年11月8日土曜日付毎日新聞の書評欄を読んで気になった本を書き留めた。

一冊目は、筒井清忠著「昭和期の陸軍」(筑摩選書・2,090円)

陸軍の人事や戦争方針が、一部のエリート幕僚たちの”空気感”で決まっていたという。

今の日本の企業組織にも通じる話だ。顔なじみのエリートたちが、閉じた輪のなかで物事を進め、現場をないがしろにしていく構図に似ている。

自分自身は同じ過ちを繰り返さないよう、常に自戒を忘れずにいたい。

二冊目は、高浜大介著「地球のローカルしごと図鑑」(アースカラー・1,815円)

本書では、”アースカラー”という職業人を紹介している。”アースカラー”とは、ホワイトカラーでもブルーカラーでもない、大地に根ざした職業人のことだそうだ。

書評によると、本書を出版した経緯は、都会での会社生活に行き詰まりを感じている30〜50代のホワイトカラーを、さらに多くのアースカラーの世界に誘うためとしている。

著者は、「人生の価値は次世代に何を残したで決まる」と述べている。

まさに、今の私に響く本だ。子どもたちの教育費がかかるなか、「さあ今すぐアースカラーに」とはいかないが、この本が私の仕事感に一石を投じるだろう。

今回選んだ2冊は、私の仕事に対する考え方を見直すきっかけになりそうだ。これらの本を読みつつ、新しい考えを取り入れながら、しなやかに生きていきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA