朝日新聞の書評欄で気になった本

2025年10月18日付朝日新聞の書評欄で気になった本を書き留めた。

一冊めは、泉貴人著「カラー版 水族館のひみつ」(中公新書クラレ・1,485円)。

 書評には、「プロが語る業界のウラ話」とある。水族館が好きな人は多いだろう。私もその一人だ。子供の頃、上野動物園の水族館は記憶にある。秋田の男鹿半島の水族館に子供たちを連れていったこともあった。水槽の青い水をみると心が休まる。水中で脱力しながら泳いでいる感覚が蘇る。「水族館業界のウラ話」とは、いったい何だろう。青いきれいな水槽の奥に、知られざる人の努力や物語があるのかもしれない。

次に紹介したいのは、小川洋子著「海」(新潮文庫・572円)。

7つの物語が収録された短編集である。「物語はどれも静かで一見優しい。けれど読みおえてみてから、ふと、頭の芯がしびれていることに気づく。嫌なしびれではなく、後味を引き、忘れがたいのだ。小川作品に触れる時はいつも、このしびれを感じる」という書評だ。

頭の芯がしびれるという状態はどのようなものなのだろうか。想像がつかない。ぜひ、その感覚を味わってみたいものだ。

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