大学のゼミ仲間のLINEグループがある。今朝、仲間の一人が大学の有名人と飲んだとつぶやいた。大学出身の経営者たちが集まる会らしい。
もう一人の仲間がつぶやいた。彼は、私と同じ会社に勤めていたが、転職して今は上場会社の関連会社で役員を務めているという。
スマホの画面をみながら、胸の奥が苦しくなった。勤め先で勤める職場で出世できていない自分に、強い劣等感を覚えた。
以前ある本で、「人生に失敗した人は、お金を稼げなかった人でも出世できなかった人でもない。仕事に没頭しすぎてしまった人である」という言葉を読み、少し救われたことがある。それでも大学の仲間たちと比べてしまう自分がいる。
今の職場は、自分が生まれ育った街にある。仕事を通じて地元のことを知り、地元に貢献できるやりがいもある。それなのに、他人と比べてしまう自分がある。このジレンマはいつまで続くのだろうか。
最近、オーディオブックで、「ゆるストイック」を買った。”自己規律を守りつつも、そのスタイルを周囲に強制することはしない。この「ゆるさ」がポイント”だという。
他人と比べて焦る自分に、言い聞かせる。
いや、言い聞かせたい。
