やなせたかし著「明日をひらく言葉」(PHP文庫)を読んだ。
NHKの朝ドラ「あんぱん」が放映された影響で、やなせたかし関連の本が数多く出版されていて、私も二、三冊読んだが、この本が一番心に残った。
著者が描いたアンパンマンが大ブレイクしたのは69歳のとき。まさに大器晩成である。
私の会社員人生はずっと低空飛行だ。会社の同期や後輩たちが出世していくなか、自分だけが取り残されてきた。家族4人で生活はできているが、忸怩たる思いを抱くこともある。そんな私に、著者の人生は「諦めないことの大切さ」を教えてくれた。
そんな自分に、著者の人生を重ね合わせ、自分を諦めずに生きていくことの大切さを教えてくれる本だ。
やなせたかしは、人生の最大のよろこびを「人を喜ばせること 人生はよろこばせごっこ」と表現している。
ある人も言っていた。「営業は人助け。お客様のお困りごとを解決する」と。
私も、人を喜ばせることをしていきたい。まだ時間はある。その生き方を、これからゆっくり育てていきたい。