「定年ひとり起業 生き方編」大杉潤著 自由国民社

 私の指針になっている本の一冊。この1・2ヶ月は寝る前に必ずパラパラと読んでいる。夢の中でも反芻するように。

大杉氏は「トリプルキャリア」という生き方を提唱している。会社員としてのファーストキャリア、定年ひとり起業するセカンドキャリア、ライフワークだけに絞るサードキャリア、という生き方である。

 もう少し具体的にいうと、ファーストキャリアの40代から50代の間に副業を始めておく。そして、60歳の前後5年の間に、定年ひとり起業して複数の仕事を行う。75歳からは仕事を絞り込み、ライフワークだけやっていく、というものだ。

 私は今、ファーストキャリアの期間だ。50代にいる私は、副業にチャレンジをして、ひとり起業する準備期間だ。70代・80代も、若々しく元気で生きていきたい。おいさらばえずに、かっこいい老人でありたい。まさに、自分の想いを叶えるための指南書である。

 あと、大杉氏の自宅と伊豆とのデュアルライフに憧れる。私の父も50代でFireして、熱海にセカンドハウスを自分で建てて、東京の自宅と熱海のセカンドハウスの二拠点生活をしていた。両親も高齢になり、兄・姉・私も熱海に頻繁に行っている時間的余裕もなかったので、売ってしまった。仕方ないが、いつか私も自宅とセカンドハウスの二重生活をしてみたい、と思う。

 幾つになっても、新しい知識や考えを取り入れて、柔軟で若々しい人間でありたい。この本はこれからも、私の大事な本であり続けるだろう。

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