「たまさかの古本屋 シマウマ書房の日々」を読んで感じたこと

◇今回紹介する本

「たまさかの古本屋 シマウマ書房の日々」

 鈴木 創 著(亜紀書房〉

◇この本を選んだ理由

 産経新聞の書評欄を読んでいたら、この本が紹介されてた。おもわずノートに書名を書き留めた。1年ぐらい前から、古本屋をめぐって本にあたるようになっていた。一期一会の本の出会いが面白くなってきたところで、古本屋さんの店主さんが書いたというので気になったのだ。

◇あらすじ

 著者は、1973年、東京生まれ。2006年に名古屋市千種区本山で古書店「シマウマ書房」を開業。現在は今池に移転して営業している。古書店を経営するなかで、出会う本、お客さんのこと、そして家族のことなどを綴ったエッセイである。

◇心に響いたところ

1.「古書は、それを求めている人のところへおさまる」

 本は(たいていは)書店で販売され、その後、古書店へいき、そしてその本を読むべき人の手に渡る、ということを知った。

 一冊一冊に人と本の物語があるんだなあ、と想像してしまった。

2.同世代のなんとなくの共感

 詳しくは書かれていないが、何度か転職して古書店を経営するようになったことや、子供や家族とのちょっとした話が書かれている。私も著者と同じ50代だ。ほんの少しのくだりだけでも、自分に重ね合わせて想像してみる楽しさがある。

3.事実婚というはなし

 パートナーとは、事実婚であるという。日本の戸籍制度では、夫婦別姓を選択するため、事実婚となったそうだ。

 自分と妻のことを思った。婚姻届を二人で役所に提出にいったときに、「姓はどうしますか」と聞かれ、私の姓を選択した。妻は反対はしなかったが、実際のところ、自分の姓を残したかっただろう。姓の選択というところでも、男女の意識の差はあるのだなと思った。〈個人差はあるだろうけれども)


◇この本を読んで、これから何を変えるのか

 本は一期一会という想いがより強くなった。これからも、古書店をめぐり、一点ものの本との出会いを楽しみにしたい。

 そして、これからも妻や家族に、思いやりと感謝をもって、ともに過ごしていきたい。


◇この本をおすすめする人

1.本が好きな人

2.古書店に興味のある人

3.古書店を経営してみたい人

4.自分のキャリアを見つめ直したい人

5.家族との関係を見つめ直したい人


◇最後に

 わたしも9年ぐらい愛知県にいたことがあった。本山というと、東山動物公園を思い出す。街もあり景色も良いところだったいう印象だ。

 1話5・6ページのエッセイ集なので、短い時間で肩の力を抜いて気軽に読める。皆さんも本書を手にとって読んでみてはいかがだろうか。

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